岡山県の生んだ奇跡の人、二人。
岡山県出身の歴史上の人物、日本の文化的進歩の発端を担った人物は多数いらっしゃいます。そのうち、二名の出身者を紹介します。芸術家、武道家(宗教家)の二人です。
・児島虎次郎
エル・グレコ作「受胎告知(大原美術館所収)」が日本にあるのは奇跡だと言われます。児島虎次郎は、第一次世界大戦後のヨーロッパの混乱期にこの絵の価値を見抜き、日本にもたらした画家です。
児島虎次郎は、混乱期のヨーロッパにおいて来るべき時代の変化を見抜き、最高のタイミングでこの名画の住所を日本のそれに変えさせたのでした。「受胎告知」はいつの時代に生きる人にも、五感を超えた能力を人は有するのだ、と語りかけてきます。
・宗道臣
日本九大武道中、一流派で一武道としてある武道が少林寺拳法です。その創始者は宗道臣(中野道臣)。戦後の混乱期に満州より帰国するや敗戦後の未来を支える青少年育成のために、身につけた各種の武術を伝授しつつ新たに少林寺拳法を編みだし、ダルマ禅師の説いた行や内外合一の修行を再編して伝え、戦後社会に貢献した武道家であり「力」の哲人でした。
岡山県出身の人間力が人並み外れた傑物たち。ここでは、第二次世界大戦の前後で一人ずつ選ばせていただきました。